2011年11月12日土曜日

中国で無人島の使用権競売、地元観光開発企業が落札

12日付の中国各紙によると、中国浙江省寧波市で11日、同市象山県の無人島、大羊嶼島の使用権が競売にかけられ、地元の観光開発企業が2千万元(約2億4千万円)で落札した。中国が生態環境と海洋権益の保護強化のため、島しょ保護法を昨年施行して以来、公開の競売で無人島の使用権が落札されたのは初めて。
 大羊嶼島は象山県沖数百メートルにあり、面積25.8ヘクタール。使用権は50年の期限付きで、落札企業は高級リゾートとして開発する方針という。
 中国が今年4月、島しょ保護法に基づき公表したリストによると、開発可能な無人島は浙江省や広東省など沿海部の176島に上っている。(共同)

2011年11月6日日曜日

原発再稼働遠のく 耐震安全評価に追加調査

原発再稼働に向けたハードルがさらに高まっている。経済産業省原子力安全・保安院が、9つの原発について東日本大震災後の知見を踏まえた地震や津波に対する追加調査を実施したうえで、耐震安全性評価に盛り込むことを近く指示するためだ。再稼働条件であるストレステスト(耐性検査)に反映される耐震安全性評価には最低でも数カ月かかるが、新たな課題を突きつけられた9原発はさらに延びることも予想され、再稼働は遠のくばかりだ。(原子力取材班)
      ■新たな課題
 保安院は東日本大震災の新たな教訓の一つとして、「複数の震源が連動して地震が起きたため、津波が重なりあって大津波を引き起こした」といった点を挙げている。
 福島第1原発を襲った津波の高さは約13メートルに達した一方で、約10キロしか離れていない福島第2原発では約9メートルだった。宮城県沖と福島県沖のそれぞれ別の場所で発生した津波の到達時間の違いが、4メートルの差を生み出したと考えられている。
 中部電力浜岡原発(静岡県)では、東海、東南海の連動地震による津波の高さを6~7メートルと推定していたが、保安院は「時間差による波の重なりや、より大きな規模の地震を考慮した解析が必要」と指摘する。
 こうした連動地震と津波の評価は、浜岡のほか、北海道電力泊原発(北海道)や、東北電力東通原発(青森県)でも課題とされた。
「400年前」の調査
 若狭湾に立地する関西電力大飯原発など福井県の5原発では、震災後に見直された古文書の記述から、約400年前の大津波の調査が課題として浮上した。
 「高い山にも似た大波が猛烈な勢いで襲いかかり、大量の家屋と男女を連れ去り、いっさいのものが海にのみこまれてしまった」
 安土桃山時代のポルトガル人宣教師、ルイス・フロイスの「日本史」の一部だ。「若狭湾では大きな津波被害はない」とされてきた“定説”が覆されたことで、関電などは津波堆積物の有無を調べる掘削調査の結果の反映を迫られることになった。
 再調査では、これまで「動かない」とされてきた周辺断層も対象になる。
 日本原電東海第2原発(茨城県)は、震災の影響で地殻変動が起き、地下の地盤の力のかかり方が変化し、断層評価の見直しが求められた。
 東通原発や日本原電敦賀原発(福井県)は、活断層と見なしていなかった敷地内の断層の再評価も必要となるなど、新たに複数の課題を抱えることになった。
拭えぬ不透明感
 耐震安全性評価について、保安院は「評価の知見はストレステストに反映する」としている。9原発22基のうち、ストレステストに着手しているのは、すでに提出済みの関電大飯原発を含め15基あるが、耐震安全性評価の過程で想定する地震や津波が変われば、ストレステスト自体の見直しが迫られる可能性もある。
 耐震安全性評価とストレステストの関係が判然としない状況に、東京工業大の山中浩明教授(地震工学)は「新しい知見に基づく評価を踏まえずに、ストレステストの結論を出すことは拙速だ」と警鐘を鳴らす。
 保安院は「ストレステストへの影響は、原発ごとに判断する」と言葉を濁すだけで、再稼働に向けて不透明感は一層増している。
     ◇
 耐震安全性評価(バックチェック) 平成18年に原発の安全性の基準となる「耐震設計審査指針」が改定されたことを受け、古い指針で建設された原発の安全基準を見直す作業。事業者の見直しを、原子力安全・保安院が妥当かどうか評価する。東日本大震災で作業は中断していた。評価が終了しているのは、東京電力の柏崎刈羽1、5、6、7号機と日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉もんじゅだけ。

2011年11月4日金曜日

助手席で子供が大人に抱えられ… ナンバープレートは登録なし 横須賀6人死亡車両火災


神奈川県横須賀市長井の路上で3日深夜、乗用車が炎上し、車内から大人2人と子供4人とみられる計6人が死亡した火災で、大人2人は運転席と助手席で見つかり、助手席に座っていた大人が子供1人を抱えていたほか、残る子供3人が後部座席で発見されていたことが4日、県警横須賀署への取材で分かった。6人の性別は不明で、子供4人のうち、3人は幼児から小学生ぐらいとみられ、1人は体格から成人の可能性もあるという。
 同署によると、車は「湘南」のナンバープレートが付けられていたが、運輸局に登録がないため、登録後に抹消されたナンバーの可能性がある。車の後部バンパー付近に、ガソリンのような液体の入った金属製の携行缶が見つかり、県警は火災との関連を調べるとともに、6人の身元の確認を急いでいる。
 火災は3日午後11時5分ごろ、「車から火柱が上がっている」という近くの住民からの119番通報で発覚。現場は京急久里浜線三崎口駅から北西に約3キロの地点で、体験農園などのある公園「長井海の手公園ソレイユの丘」の近く。周囲は畑などが広がり、普段は人通りは少ないという。

2011年11月1日火曜日

岩崎良美さんが結婚 大学病院勤務の医師と

歌手で女優の岩崎良美さん(50)が1日までに、東京都内の大学病院に勤務する医師と結婚したことが分かった。岩崎さんが自身の公式ブログで発表した。
 岩崎さんは「歌や演技のお仕事は、いつも応援してくださるファンの方々と、新たに心強い支えを得て、今後ますます頑張ってまいります」とコメントしている。