2012年3月21日水曜日

メキシコで地震、民家など800軒以上に被害


【ニューヨーク=黒沢潤】米地質調査所(USGS)によると、メキシコ南部で20日午後0時2分(日本時間21日午前3時2分)ごろ、マグニチュード(M)7・4の地震が起きた。米CNNテレビによれば、南部ゲレロ州では民家など800軒以上に被害が出た。同国のカルデロン大統領は「人的被害は伝えられていない」と述べたが、負傷者が出たとの報道もある。
 震源は南部オアハカの南西162キロ、深さは約18キロ。震源地付近では比較的強い余震がしばらく続いた。
 ロイター通信によれば、太平洋岸の観光地として知られる南部アカプルコでも、多数の観光客や地元民がカフェやレストランから路上に逃げ出す光景がみられたほか、広範囲で停電が発生、信号も一時止まった。
 首都メキシコ市でも強い揺れを感じ、歩道橋の一部が崩落し、無人のマイクロバスを直撃した。多くの建物に亀裂が走り、携帯電話が不通となったほか、交通も一時、麻痺した。
 米ホワイトハウスによれば、オバマ大統領の長女、マリアさん(13)が休暇でオアハカにいたが、無事が確認されたという。
 地震国のメキシコでは1985年にM8・1の地震が発生、2万人以上が犠牲となった。
(MSN産経news)

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