2011年4月19日火曜日

韓国の視聴率50%超えドラマが日本上陸


韓国で最高視聴率50・8%を記録した「製パン王キム・タック」が、7月にフジテレビの韓国ドラマ枠「韓流α」(月~金後2・07)で地上波初登場することが18日、分かった。名門一族に渦巻く陰謀と親子愛を描く物語で、日本の放映権を巡り争奪戦が繰り広げられた話題作。放送後、一躍スターダムにのし上がった主演のユン・シユン(24)は東日本大震災の被災者を案じ、「少しでも力になれれば」とコメントを寄せた。(サンケイスポーツ)

 名門一族の跡継ぎをめぐる陰謀、異母兄弟の対決、親子愛、師弟愛、四角関係…あらゆるジャンルのドラマのエキスを全て注ぎこんだ韓ドラの秘密兵器が上陸する。

 「製パン王キム・タック」の“キム・タック”は主人公の名前。ユン・シユン扮する青年タックが、私生児として生まれながらも、数々の逆境に立ち向かい、“製パン王”を目指す物語。

 テンポよく、ドラマチックな展開で、回を重ねるごとに視聴率が伸び、最終回は50・8%、瞬間最高視聴率は58・1%という驚異の数字を記録。韓国の視聴率50%超えは「朱蒙(チュモン)」以来3年ぶりで、番組平均視聴率が38・7%と韓国ドラマ史上歴代第5位だった。

ドラマは、1970~80年代が舞台。本国では、昨年夏に放送され、劇中に登場した麦飯パンや酒種ポンパン(あんぱん)などに視聴者が「見ると無性に食べたくなる」と反応。製パン会社が再現して発売すると復古パンブームにわき、当時のレトロ調のファッションやギャグが話題となるなど、さまざまな社会現象を起こした。

 さらに、タック役のシユンは同作がドラマ初主演にもかかわらず明るく芯が強い青年を好演。さわやかなルックスも人気で若手スターの仲間入りを果たし、日本でも注目を集めている。

 日本で地上波放送が決定したと知ったシユンは、東日本大震災の被災者を思いやり、「どんな大きな困難にも希望を持って立ち向かうことが出来る。それが、日本人の力だと僕は信じています。そして、きっと奇跡を起こせます。僕達はいつも近くにいますし、少しでも力になれれば幸いです。ファイト!」などとエールを送った。

0 件のコメント:

コメントを投稿